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昼神温泉・妻籠・馬籠

昼神温泉

2003年5月

 この頃の我が家の構成は私と妻、そして1歳の息子の3人でした。4月に私が1ヶ月休暇を取り、妻が働いていたニューヨークの家を引き払い、そして日本にいったん立ち寄って私と妻双方の実家に滞在。その時に行った旅行です。ニューヨークは面白い街ではありましたが、9・11のテロにも遭遇しましたし、精神的には妻も少し疲れたようです。まあそれはともかく。


昼神温泉で川べりを散歩

 私の父母と共に大人4人、子ども一人の1泊旅行。まず目指したのは昼神温泉。ここは名古屋方面から中央高速を走り、恵那山トンネルを出て長野県に入り、すぐのインターを降りてしばらく走ったところにあります。

 中央道の建設に伴って掘られた温泉だそうですから、歴史はさほどありませんが、谷あいの環境のよいところに温泉街があります。宿泊したのはユルイの宿恵山という旅館です。露天風呂も良く、客室は上のほうの階にあるので展望も楽しめます。

 朝市で山菜などが売られていたり、そこそこ楽しめますが、海の幸がなく、代わりに出てくる鯉などの川魚料理は今ひとつ、でした。息子は泊まった宿の外が見えるエレベーターと池の鯉がとっても気に入りましたが。

 一泊して朝市で山菜などを仕入れてから今度は峠越えの道を選んで岐阜県に戻ります。途中冬に使われるチェーンの脱着場に車を止めると、斜面に蕨が顔を出しているではないですか。さっそく手分けして少し採りました。

妻籠

 馬籠・妻籠は中山道沿いの宿場町。昔ながらの街並みなどが良く保存されていることで有名です。

妻籠の宿
町外れにわら細工の大きな馬が

 まずは妻籠から。妻籠は谷沿いの町で、あちらこちらを水が流れています。起伏もあまりなく歩きやすいところ。一番町外れの駐車場に車を停めましたが、そこから町に入るまでにも古い民家などがあり、楽しめます。人通りも少ないですしこれはお勧め。

 町並みもよく整備され、急な坂もほとんどないですし、子連れのそぞろ歩きにはもってこいのところです。ところどころに階段がありますが、ベビーカーもほとんど問題なし。

 道の両側の旧家を利用したお店を覗いたり、名産品に舌鼓を打ったり楽しく歩くことができます。お店の作りや商品も、モダンと言うよりはやはり素朴と言う方がぴったり来る感じ。

馬籠

 妻籠から馬籠へは車で1時間ほど。再び峠を越えるドライブです。この頃は新緑や花をつけている木があったりしてなかなか快適。


馬籠のお土産のトンボ

 馬籠は妻籠とは違い、坂の町。山の斜面にできた町で、全面的に石畳が敷かれていますから、歩くのは苦にならないですが問題はベビーカー。石畳がでこぼこでとても苦労しました。特に我が家のものは折りたたみ式で車輪が小さいタイプだったものですから。

 馬籠は妻籠と比べると、もう少し現代風にアレンジされた感じ。古い町並みはもちろん残されていますが、入っているお店や売られている商品はちょっと垢抜けしている(妻籠と比べて、ですよ)印象を受けました。伝統的なものだけでなく、創作的なアートぽい土産もありますし。

 島崎藤村の記念館があったりして、見所的には妻籠以上に整備されている印象を受けましたが、どちらがすきかと言われたら妻籠でしょうか。別に馬籠でベビーカーを押して疲れ果てたのが理由と言うわけではありませんが。

 お昼ごはんにはそばを食べたのですが、まあ別に特徴のない、あるいは観光地ぽい普通の蕎麦でした。


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